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わろてんか 葵わかな [芸能]

現在放送中の連続テレビ小説「わろてんか」が27日午後、NHK大阪放送局のスタジオでクランクアップを迎えた。同ドラマに主演する葵わかなは、クランクアップと同時にうれし涙を流し、濱田岳、 松尾諭ら共演者らも駆けつけ、にぎやかに10か月の撮影は幕を閉じたようです

お疲れ様でした

 同日午後4時前、葵やスタッフがモニターで映像を確認後にスタッフからクランクアップが告げられると、スタジオ内のあちらこちらからクラッカー音と「おつかれさまでしたー」の大きな声が響き渡る。同時に、葵はハンカチで涙をぬぐいながら、笑顔でスタッフと撮影終了の喜びをかみしめていた。

 そして、濱田岳、 松尾諭、内場勝則、堀田真由ら多くの共演者が駆けつけ、葵に花束を渡す。葵は共演者らと抱き合い、感無量の様子だった。

 目に涙を浮かべながら、クス玉のひもをひくと「わろてんか 祝 クランクアップ! 皆さま、お疲れ様でした」と書かれた垂れ幕が下がり、同時に大きなクラッカー音が鳴り響き、葵はうれしそうな笑顔をみせていた。

 報道陣から撮影終了について聞かれると「あぁ、終わったって感じです。実感がまだわいていない。自分の中では明日もあさっても続くと思ってました」と語る。

 そして「たくさんの人と作る話で、人がいればいるほどうまくいかないこともあるし、ぶつかることもある。それぞれの考え方とか、とらえ方とか表現の仕方があって、その中で私が正義だと思うものを貫くっていうのは、時には難しかった。でも、そういうものを持っていたからこそ、分かり合えた人たちと分かり合えた時間があったし、本当に濃い10か月だったと思います」と続けた。

 また「長いようで短いようで長い10か月。てんというキャラクターで個性的なキャラクターのみなさんと最後まで後悔することなく全うできて、お返しできるのがうれしいです。この3日間は、この10か月の撮影の中でいちばんさみしい3日間でした」と少し寂しそうに振り返った。

「なにもしなくていい時間をすごしたい」
 撮影を終えて「これからやりたいことは?」という質問には「共演者の皆さんとご飯に行きたいです。けど、これまで撮影していたので、なにもしなくていい時間をすごしたいです」と笑顔で話していた。

 そして、この撮影を通じてよかったことは?と聞かれると「心持ちが変わりました。始まる前より格段に笑うようになりました。セリフにもありましたが『辛い時こそ笑うんや』ということを貫けたのがうれしいです」と答えていた。

「松坂(桃李)さんが支えてくださって、何よりの原動力でした」
 撮影期間、大阪で生活していた葵は「大阪の人がおもしろくて。ゆかいなスタッフさんがいたり、スタジオに入ったら共演者の方もゆかいで。あと、最初の七か月、松坂(桃李)さんが支えてくださって。藤吉とてんでやっていけたのは何よりの原動力でした」と振り返り、最後まで笑顔を絶やさなかった。

 「わろてんか」の放送は3月31日までの予定。

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