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鷲見玲奈アナ [芸能]

朝9時過ぎの東京・六本木。テレビ東京の前に停まったマイクロバスに、一人の美女が乗り込んだ。鷲見玲奈(すみれいな)アナウンサー(28)である。これから『家、ついて行ってイイですか?』の収録のため、都内のマンションに向かうという

鷲見アナは入社早々、深夜番組を任され、2年目に『ウイニング競馬』を担当。昨年の平昌五輪では現地キャスターを務めたホープだ。一方でタレント顔負けの美貌と抜群のスタイルで視聴者人気も高く、局アナとして初めて『ヤングジャンプ』のグラビアを飾っている。

件の『家、ついて~』は終電を逃した酔客にタクシー代を提供するかわりに、その人の家までついて行くというドキュメンタリー。MCの矢作兼(47)ら芸人と市井の人々との絡みがキモなので、鷲見アナは「引いた位置でのサポートに徹している」と言う。頭の回転の速さも彼女の大きな魅力である。ロケバスは30分ほど走って、都内某所に到着。ほどなくして矢作とゲストが乗り込んできた。一般家庭で収録するため、毎回、現地集合。打ち合わせはロケバスの中で行う。

「衝撃だったのが、これまで『ついて行ってイイですか?』と声をかけた人の数。少なく見積もって35万人だそうです。実は私も、私だと気付かなかったディレクターさんに声をかけられたことがあります(笑)。連日、10組以上の取材チームが夜の街で声をかけているんですが、一人もついて行けないことはザラ。OKを貰えても『家族に反対されたので、放送しないでください』とNGになることがしょっちゅうあります。

忘れられないのが、ガン患者だというおじいちゃんが出た回。『手術でスゴい傷痕ができたんだ』って服をめくってくれたんですけど、冗談だったのか何の痕もない。で、『あれ? なくなっちまった』って爆笑するんですよ。それから1~2年後、特番でおじいちゃんを再訪したら、亡くなっていたんです。その後、お嬢さんが番組宛てにお手紙をくださって……〈お葬式で『家、ついて~』のVTRを流して皆で笑いながら送り出すことができました〉と書かれていた。この番組をやっていてよかった……って思いました」

単身者用アパートで収録したときは立錐の余地もなくて皆、汗だく。トイレが使えず悶絶したこともあった。だが、「いいことも悪いことも、すべてを見せている。リアルを伝えているから、人間らしさが出るし、共感していただいているんだと思います」と鷲見アナは分析する。

「就職活動をしていたとき、テレ東の説明会でこう言われたんです。『テレビ東京はおカネがないです。だから、発想で勝負できます。人も少ないです。だから、いろんなことを経験できます』と。弱点を武器に変えるこのポジティブさ……素敵だなって思いました。実際、アナ1年目から報道もバラエティもスポーツも、すべて経験させてもらいました」

予算がないゆえ、各々が手間ひまかけて「おもしろいこと」に挑む。現場の充実感がヒットの源なのだろう。

『FRIDAY』2019年5月10・17日号より

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